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2024.03.19 創業融資

【重要】事業計画書のプロフィール・略歴を書くときのポイント6選

事業計画書で経営者のプロフィール・略歴は、融資獲得のために非常に重要な要素です。

今回の記事では、事業計画書で経営者のプロフィール・略歴がなぜ大切なのかをご紹介し、記載するときのポイントを徹底解説しています。

創業融資などを検討している方には必見の内容となっているので、ぜひ最後までご覧くださいね。

事業計画書で経営者のプロフィール・略歴が大切な理由とは?

事業計画書において、経営者のプロフィール・略歴は、非常に大切です。その理由は、大きく下記の2つがあります。

  • 経営者がどんな人物か知ってもらうため
  • 融資担当者に、自身の経験やスキルをアピールするため

それでは、順番に解説するので、一緒に見ていきましょう。

経営者がどんな人物か知ってもらうため

融資を成功させるには、担当者に経営者の人となりを正確に伝えることが不可欠です。事業計画書に添える経歴の記載は、それを可能にする重要な手段です。

経歴を通じて、経営者の経験・能力・人柄を明らかにします。これにより、融資担当者は経営者をより深く理解し、信頼を築くことができます。

特に文書だけで相手に自分を伝えなければならない場合、具体性と正確さが求められます。です。融資担当者が面接時に詳しく問うことも考慮し、明瞭で説得力のある内容を心がけましょう。

融資担当者に、自身の経験やスキルをアピールするため

融資の審査では、開業予定の業種での経験や知識が大きな判断材料となります。ただし、それに加え、経営に関する知見やスキルも同様に評価される点を忘れてはいけません。

直接の業務経験だけでなく、関連するセミナーや研修の参加、資格の取得など、自己啓発に励んできたこともアピールポイントです。これらの情報を織り交ぜることで、自分の能力と将来性を融資担当者に強く印象づけることができます。

あらゆる経験を経歴書に盛り込み、自身の多面性と成長意欲をアピールしましょう。

事業計画書で経営者のプロフィール・経歴には何を書く?

経歴では、最終学歴・職歴・取得資格・過去の事業経験・知的財産権の取得状況なども含め、幅広い情報を記入します。特に、事業内容と直接関連する経験やスキルは、融資の成功に直結するため、詳細に記述することが重要です。

略歴には、入社年月・勤務した会社名・担当業務・任された役職など、キャリアのハイライトを時系列で並べます。また、過去に経営した事業がある場合はその経験も必ず盛り込みます。資格に関しては、取得した資格名とその年月を明記し、業務にどのように活かしてきたかを示すことが望ましいです。

経歴の書き方に迷った際は、自身が学んだこと・身につけたスキル・達成した成果を中心に書くと良いでしょう。例えば、営業職であれば、顧客とのコミュニケーション能力や提案力、情報収集の方法など、事業に活かせるスキルをアピールします。

経営者の略歴の記載は、単に過去の実績を羅列するのではなく、その経験が今後の事業運営にどのように貢献するかを伝えることが重要です。経歴を通じて、経営者の能力やビジョン、事業への熱意を融資担当者に伝えることが、融資獲得の鍵となります。

事業計画書でプロフィール・略歴を書くときのポイント6選

ここからは事業計画書で、経営者のプロフィール・略歴を書くときのポイントとして、下記の6つをご紹介します。

  • これまでの経験を丁寧に書くこと
  • 今までの経歴がこれからの事業にどう役立つか書く
  • 取得したスキル・ノウハウを書く
  • IT関連事事業など融資担当者の弱い分野は分かりやすく説明する
  • 略歴にストーリを持たせること
  • 経験や実績が少ない場合の対策

どのポイントも非常に重要になってくるので、最後までお読みくださいね。

これまでの経験を丁寧に書くこと

経営者としての略歴を記述する際には、過去の業務経験をただ列挙するのではなく、その中で得たスキル・知識・成果を具体的に示すことが大切です。

例えば、「〇年〇月に〇〇部で勤務し、チームリーダーとしてプロジェクトを成功に導いた。この経験から、チームマネジメントや問題解決のスキルが身についた」といった形で、経験を通じて獲得した能力やその成果を明確にします。

このように書くことで、未来の事業においてどのようにその経験を活かすことができるか、融資担当者にも理解してもらいやすくなります。

今までの経歴がこれからの事業にどう役立つか書く

過去の経験は、未来の事業成功の鍵を握ります。例えば、総務の仕事から得た接客対応、経理、コスト計算のスキルは、直接の業務経験がなくとも、花屋経営などに直接役立ちます。

事業計画書では、これまでに培った能力がどのように事業に活かせるかを明確に記述します。融資審査では、具体的な経歴を評価の重要な基準としています。

たとえ経験年数が基準に満たなくとも、熱心な学びや関連スキルがあれば、それをアピールすることで融資の可能性を高められます。

取得したスキル・ノウハウを書く

事業計画書には、勤務期間だけでなく、その間に習得したスキルやノウハウも明記することが重要です。例えば、チームマネジメント・プロジェクト運営・財務管理など、具体的な能力を列挙しましょう。

これらの情報は、融資審査員が事業の成功可能性を評価する上で欠かせない要素になります。

また、事業計画書で能力を事前に示すことで、面接時にはより深い話題に焦点を当てることが可能になり、実績を強調する絶好の機会となります。

IT関連事事業など融資担当者の弱い分野は分かりやすく説明する

IT関連事業を計画している場合、その内容とビジョンを融資担当者に理解してもらうことが重要です。技術的な詳細よりも、事業の目的・市場のニーズ・どのように顧客の問題を解決するかを明確にします

また、自身がどのようにITスキルを磨き、過去にどんな実績を上げてきたのかを具体的な例を交えて説明しましょう。例えば、ウェブサイト運営での成功体験やECサイトでの売上実績など、分かりやすく伝えます。

これにより、ITに詳しくない担当者でも、事業のポテンシャルを正確に把握できるようになります。

略歴にストーリを持たせること

転職を繰り返した経験は、略歴に一貫したストーリーを持たせることで、強みに変えられます。

例えば、「様々な業界で多様なスキルを身に付け、それぞれの経験を通じて起業に必要な知見を深めてきた」と伝えることで、転職が多いことを「起業に向けた意識の高さ」としてアピールできます。

このように、転職をただの職歴としてではなく、目的を持ってスキルを磨いてきた過程として提示することが重要す。

それぞれの職場で何を学び、どう自分を成長させてきたかを明確にすることで、信頼と興味を引く略歴になります。

経験や実績が少ない場合は?

経歴や実績が豊富でない場合でも、どのような学びを経験から得たかを前面に出しましょう。例えば、営業職経験があれば、「顧客とのコミュニケーションや情報収集方法を習得した」とアピールできます。

経理や総務での業務をしていた方は、管理能力や組織運営に役立つスキルを強調しましょう。

直接的な実績がなくとも、創業に向けての価値ある経験をしてきたことを明らかにすることが重要です。自分の経歴を振り返り、今まで気づかなかったアピールポイントを見つけ出すこともひとつの手です。

また、事業計画書のほかの項目については、「【創業融資を受ける方必見】創業計画書の書き方のポイントを徹底解説」の記事で分かりやすく解説しているので、ぜひご覧ください。

まとめ

今回の記事では事業計画書のプロフィール・略歴の重要性をご紹介し、記載するときのポイントを解説しました。

融資獲得のために、事業計画書のプロフィール・略歴は非常に重要です。今回の記事でご紹介した内容を参考にプロフィールを記載してみてくださいね。

また創業融資については、こちらの記事「【徹底ガイド】創業融資とは?種類ごとのメリット・デメリット・流れをご紹介!」で徹底解説しているので、あわせてお読みください。

この記事の監修者
宮口 奨平
中小企業診断士
求人メディア運営会社に入社後、業務改善・経理等の業務に従事。 中小企業診断士資格を取得後、ストラーダに入社して、経営コンサルティング、融資や補助金の申請業務等に従事している。 クライアントニーズの本質を追求したサービス提供することをモットーとしている。趣味はマラソン。
この監修者のプロフィールを見る

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