創業融資は資金調達法のひとつで、創業・開業時に非常に使える融資制度です。実績のない創業期に融資を受けることができるため、積極的に使っている方が多いです。
この記事では、創業融資の一般的な流れを分かりやすく解説していますので、起業を検討されている方は、ぜひご参考になさってください。
Contents
【起業したい人は必見】創業融資の流れを分かりやすく解説!
創業融資の流れは、大きく5つのステップに分けられます。
- 事前準備
- 申し込み
- 面談
- 審査結果通知
- 融資実行
それでは、順番に見ていきましょう。
創業融資の流れStep1:事前準備
まずは創業融資を受けるための事前準備を行いましょう。必要な書類は、下記の通りです。
- 事業計画書(融資先によりフォーマットは異なる)
- 本人確認書類
- 法人の登記簿謄本(場合によっては定款)
基本的には上記3つの書類が必要であり、融資先によって必要書類が追加される場合があるので、確認しておきましょう。
また必要書類は、融資先のサイトからダウンロードすることもできますが、できれば融資を受ける支店に実際に行くことをおすすめします。実際の雰囲気を感じたり、窓口の人に申し込みにあたっての質問や注意事項を聞くことができるからです。
創業融資の必要書類については、こちらの記事「【税理士解説】創業融資の申請で必要な書類・手続きとは?」をご参考にしてください。
創業融資の流れStep2:申し込み
用意した必要書類と申込書類を融資先に提出します。提出後、融資先の担当者から連絡が入り、面談日を決定します。
創業融資の流れStep3:面談
続いて、創業融資を受ける金融機関との面談となります。創業融資の面談で聞かれる質問は、下記の事項が多いです。
- 事業を始めようと思った理由について
- 経営者の経歴や経営経験について
- 自己資金はいくらで、どのように集めたのか
- 仕入先や販売先について
- その他の借り入れ状況
- 事業をおこなう上での不安材料について
事前に質問に対する回答の準備を行い、面談を成功させましょう。スムーズに回答できることで、担当者の評価も高くなり、融資を受けられる可能性が高くなります。
また、面談は30分〜1時間で終わることが多いです。
創業融資の面談を成功させるポイントは、こちらの記事「創業融資の面談で成功するためのノウハウガイド!」をご覧になってください。
創業融資の流れStep4:審査結果通知
一般的に、面談の結果は1〜2週間で通知が来ます。融資先との面談の結果、融資が決定すれば契約書類が郵送されますので、確認しましょう。
また、融資を希望した金額の満額が借りられない場合でも、減額した金額で融資されるケースも多いです。
創業融資の流れStep5:融資実行
創業融資の許可が出た場合、あとは指示に従って手続きを行いましょう。郵送された書類の必要事項に記入し、契約手続きが完了します。
創業融資の申し込みから融資実行までの期間は、一般的に1ヶ月くらいです。指定した口座に、融資決定金額が振り込まれるので、確認しましょう。
まとめ
今回は創業融資の流れについて、解説してきました。創業融資の全体的な流れを理解し、スムーズに創業融資の手続きが進むようにしましょう。
創業融資の審査に一度落ちると、1年程度の間をおかないといけないため、とても重要なことになります。創業融資を申し込むに当たって、自分1人で行うことが不安という方は、税理士・行政書士などの専門家にサポートしてもらうようにしてくださいね。
「どこに相談すれば良い?」とお悩みの方は、こちらの記事「創業融資の相談はどこにした方が良い?支援機関・士業をご紹介」もあわせてご参考にしてください。