これから税理士への依頼を検討している方に向けて、この記事では、良い税理士の選び方を解説しています。
この記事を最後までご覧になっていただき、自社にピッタリの税理士を見つけてくださいね。
Contents
【前提】税理士で失敗するケースとは?事業主が税理士に抱く不満
実際に事業主が税理士に抱く不満として、よくお聞きする声は下記の5つです。
- 連絡が遅い
- 態度が横柄で高圧的
- 担当者がコロコロと変わる
- IT関連の知識が不足している
- 料金が高くオプションが不明瞭
上記のような不満があると、税理士と長いお付き合いをすることは難しいため、これから解説する良い税理士の選び方のポイントをしっかりとご覧になられてください。
また、「税理士への不満ランキング5選!事業主が税理士に抱く悩みとは?」の記事で、税理士への不満については詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
良い税理士の選び方のポイントとは?
良い税理士を選ぶポイントは、大きく6つあります。
- 税理士事務所の所在地
- 税理士の得意ジャンル
- 税理士事務所の規模
- 対応スピードが迅速か
- 担当税理士との相性は良いか
- 料金体系が明確
- 自社の業界・業種の知見はあるか
それでは、順番に解説します。
税理士事務所の所在地
最初のポイントは、税理士事務所の所在地が、自社の所在地と近いことです。税理士事務所が近ければ、すぐに顔を合わせて打ち合わせを行うことができます。
また、税理士事務所が近いと、その地域の地方銀行・信用金庫の最新情報を共有してくれたり、地域独自の助成金・補助金に詳しい可能性が高いです。
一方で、最近はオンラインで打ち合わせをするケースも増えてきています。そのため、オンラインでも気にしない方は、税理士事務所の所在地にこだわる必要はありません。
税理士の得意ジャンル
税理士にも得意ジャンルはあり、自社がサポートしてほしい業務内容が、得意ジャンルか確認してください。例えば、資金調達のサポートをしてほしいと思っていても、税理士によっては資金調達の経験があまりない場合もあります。
ですので、自社が希望する内容と税理士の得意ジャンルが合致しているか確認しましょう。
税理士事務所の規模
税理士事務所は個人でしているところから、100人以上の規模のところまであります。
小規模の税理士事務所の場合は、気軽に相談しやすい税理士事務所が多いです。デメリットとしては、業務範囲が狭くなることがあります。
大規模の税理士事務所の場合は、幅広いニーズに対応してもらえる可能性が高いです。さらに踏み込んだM&Aや国際税務などまで、対応してくれるケースも多々あります。
対応スピードが迅速か
緊急性が高いケースの場合、税理士となかなか連絡がつかないと困ります。そのため、対応スピードの迅速さは、大切なポイントです。
対応スピードを確認するためには、依頼を検討している税理士事務所に電話・メールで問い合わせをしてみることをおすすめします。このときに、折り返しの連絡がすぐ来るかは、判断材料になります。
担当税理士との相性は良いか
担当税理士との相性も、税理士を選ぶときの大切なポイントです。話しやすさであったり、こちらの話を聞いてくれるかは、長く付き合っていく中で重視したいところです。また、こちらの質問に対して、的外れな回答をしていないかも確認しましょう。
顧問税理士は経営のパートナーになりますので、コミュニケーションが取りやすいことは大切です。
料金体系が明確
料金と業務範囲は、契約前に確認しておきたいポイントです。当たり前の話に聞こえますが、契約前に料金と業務範囲を確認しておらず、トラブルになるケースも多いです。
一般的に、記帳代行・税務申告・顧問料を基本料金に設定し、税務調査の立ち会い・融資相談などはオプションとして設定していることが、多々あります。
ですので、税理士と契約前に料金体系をしっかり確認してください。
税理士の平均料金については、こちらの記事「税務顧問の相場料金はいくら?具体的な業務内容を解説」をご覧になってください。
自社の業界・業種の知見はあるか
業界・業種によっては、独自の慣行・決済・法規制がある場合も多いです。自社の業界・業種についての知見がない場合、効果的な節税ができない場合もあります。
そのため、依頼を検討している税理士事務所が、自社の業界・業種の知見があるかは、チェックしておきましょう。
ここまで良い税理士の選び方のポイントを解説しましたが、税理士のできること・依頼するメリットはご存知でしょうか。気になる方は、こちらの記事「税理士のできることとは?メリットなどを分かりやすく解説」をあわせてチェックしてみてください。
税理士の変更を検討している方へ!変更する最適なタイミングとは?
すでに税理士と契約をしているが、何らかの事情で税理士の変更を検討している方もいるでしょう。
税理士の変更をするときの最適なタイミングは、下記の3つです。
- 確定申告・法人税申告の終了後
- 確定申告日・法人税申告の3か月以上前
- 税務調査が完了した直後
詳しくは、「【必見】税理士を変更するときの最適なタイミングはいつ!?」の記事内で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は、失敗しない良い税理士の選び方について、解説しました。再度ポイントをまとめておきます。
- 税理士事務所の所在地
- 税理士の得意ジャンル
- 税理士事務所の規模
- 対応スピードが迅速か
- 担当税理士との相性は良いか
- 料金体系が明確
- 自社の業界・業種の知見はあるか
税理士を選ぶときは、今回解説したポイントを参考にしてみてくださいね。
また、税理士にスポットでの依頼を検討している場合は、「税理士にスポット相談したときの費用・料金の相場はいくら?」の記事をご確認ください。
初めて税理士に依頼する方に向けて、おすすめの探し方は、こちらの記事「初めて税理士に依頼したい方へ!おすすめの探し方を徹底解説」を参考にしてみてくださいね。