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2026.04.28 節税

節税対策・手取りを最大化する役員報酬の決め方【税理士が経営を最適解】

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会社の経営者や起業家の皆様にとって、役員報酬をいくらに設定すべきか、またどのようにして法人と個人の税金や社会保険料の負担を軽減すべきかという問題は、常に頭を悩ませる永遠のテーマではないでしょうか。役員報酬を高く設定すれば個人の手取りは増えるように思えますが、その分だけ個人の所得税や住民税、そして社会保険料の負担が重くのしかかってきます。一方で、報酬を低く抑えすぎると、経営者個人の生活費が不足するだけでなく、様々な場面で思わぬ不利益を被る危険性が存在します。

この記事では、ある企業の経営者と、同社の税務を強力にサポートする税務の専門家である顧問税理士との間で実際に行われた、税務相談のリアルな事例をもとに、経営者が知っておくべき役員報酬の壁の真実や、役員社宅制度の活用方法、効果的な個人の節税術、そして法人の利益をどのように残すべきかについて、徹底的かつ網羅的に解説いたします。

インターネット上の不確かな情報や、経営者仲間からの断片的な噂話に惑わされることなく、会社と個人の両方で現金をしっかりと残し、事業を安全かつ確実に成長させるためには、国家資格を有する法律と税の専門家である税理士がいかに重要かつ不可欠な役割を果たすのかを明確にお伝えいたします。皆様の大切な企業経営と資産防衛のための有益なガイドとして、ぜひ最後までご熟読ください。

役員報酬の最適化と900万円の壁の正しい理解

経営者にとって最も悩ましく、かつ重要な決断の一つが、自身の役員報酬の額面設定です。事例の某企業経営者は現在、月額八十万円という役員報酬を受け取っていましたが、様々な税金や社会保険料が天引きされるため、手元に残る現金が少なくなってしまうことに深い悩みを抱えていました。

一般的に、個人の所得税においては年収九百万円の壁などと言われ、一定の額を超えると一気に税率が跳ね上がり、手取りが大きく目減りしてしまうと思われがちです。しかし、税理士の解説によれば、日本の所得税は段階的に税率が上がる超過累進課税制度を採用しているため、壁を超えた部分に対してのみ高い税率がかかる仕組みになっています。全体に対して高い税率が適用されるわけではないため、壁の存在を過度に恐れる必要はありません。税務の専門家は、このような複雑な税制の仕組みを分かりやすく紐解き、経営者の不要な不安を確実に取り除いてくれます。

役員報酬を不必要に下げることの隠れた経営リスク

ここで税理士が最も強く強調したのは、税金や社会保険料の負担を逃れるために、むやみに役員報酬を下げてしまうことの隠れた重大なリスクです。確かに役員報酬を下げれば、目先の税負担や社会保険料の負担は軽減されます。しかし、将来的に経営者個人で住宅ローンを組みたい場面や、会社が金融機関から事業資金の融資を受ける際に経営者が連帯保証人になる場面において、個人の所得の高さという信用力が極めて重要な審査基準となります。

役員報酬を低く設定する場合の利点 役員報酬を不必要に下げることの隠れたリスク
目先の税負担や社会保険料の負担が軽減される 経営者個人で住宅ローンを組みたい場面で審査において極めて不利になる
会社からのキャッシュアウトを一時的に抑制できる 会社が金融機関から事業資金の融資を受ける際、連帯保証人としての個人の所得の高さという信用力が低下する

万が一の不測の事態に備え、あるいは事業のさらなる拡大のために確実な資金調達ができる体制を作っておくためにも、極端に役員報酬を下げすぎず、社会的な信用を十分に担保できる適切な額面を維持しておくことが、経営者としての中長期的な防衛策となります。目先の節税だけに囚われず、将来の資金調達までを見据えた大局的なアドバイスができるのは、経営の全体像を把握している税理士だけです。

手取りを増やす合法的な手段の活用

高い役員報酬を維持しつつ、手取り額を実質的に増加させる極めて有効な合法的手法として、税理士から提案されたのが役員社宅の特例制度の活用です。経営者が新しく賃貸物件を借りる際、個人名義で契約するのではなく、法人名義で契約を締結し、一定の厳格なルールに従って会社から社長個人へ社宅として貸し出す形式を採用します。これにより、家賃の大部分を法人の経費として計上することが可能となります。

税法上、木造建築であれば百三十二平方メートル以下、それ以外の構造であれば九十九平方メートル以下といった小規模な住宅の要件を満たす物件であれば、会社が家賃の大部分を負担し、役員個人の家賃負担額を大幅に抑えることが認められています。多くの場合、会社が八割から九割を負担し、経営者個人の負担は一割から二割程度に抑えることが可能です。

ただし、会社が全額を負担することは税務上認められておらず、必ず経営者個人から適正な賃貸料相当額を徴収しなければなりません。実務上は、役員報酬から家賃の本人負担分を給与天引きするという形をとります。これにより、個人の財布から支出していた高額な家賃負担が消滅し、個人の可処分所得を最大化する上で非常に強力なメリットをもたらします。

しかし、この役員社宅制度の運用には、床面積の正確な判定や、固定資産税の課税標準額を用いた複雑な適正家賃の計算など、極めて専門的な知識が要求されます。もし計算を誤り、適正な家賃を徴収していなかったと税務調査で指摘されれば、会社が負担した家賃全額が役員への給与としてみなされ、多額の追徴課税を受けるという恐ろしい事態に陥ります。だからこそ、最新の税制に精通した税理士に計算と運用を完全に委託し、安全かつ適法に制度を活用することが絶対的に必要なのです。

将来を見据えた個人の節税

役員報酬の額面を高く保ち、社会的な信用を維持しながら、高い所得税や住民税の負担を合法的に軽減するための手堅い制度として、税理士は小規模企業共済と個人型確定拠出年金の積極的な活用を強く提案しました。

小規模企業共済は、国の機関が運営する経営者のための退職金共済制度です。月額千円から最大七万円まで自由に掛金を設定でき、将来の退職金として安全に資金を積み立てながら、支払った掛金の全額がその年の個人の所得から控除されるという絶大な税務上の恩恵を有しています。年間で最大八十四万円もの所得控除を受けることができ、適用される高い税率を掛け合わせた分だけ、確実に税金を減らすことが可能です。

また、個人型確定拠出年金におきましても、掛金が全額所得控除の対象となり、個人の課税所得を大きく圧縮することができます。将来のための資産形成を行いながら、現在の税負担を確実かつ劇的に減らすことができる、まさに一石二鳥の資産防衛策です。

これらの制度は、単に節税になるだけでなく、将来事業を譲渡したり退職したりする際に、受け取った資金を退職所得として極めて有利な税制で申告できるというメリットがあります。しかし、制度の加入手続きや、自身の所得レベルに合わせた最適な掛金の設定、そして将来受け取る際の税務申告など、出口戦略までを完璧に見据えたトータルプランニングは、一般の経営者には困難です。税理士という強力なパートナーがいるからこそ、これらの制度のメリットを最大限に享受し、生涯にわたる個人の資産形成を確実なものにすることができるのです。

決算期の利益対策と内部留保による企業防衛の重要性

決算期が近づき、会社に予想以上の大きな利益が出そうになると、多くの経営者が何か経費を使って利益を減らし、税金を抑えたいと考えがちです。しかし、税理士の視点はもっと現実的で、かつ企業防衛の根幹に関わるシビアなものです。

確かに、決算前に不要な備品を購入したり、予定していなかった設備投資を行ったり、あるいは倒産防止共済の掛金を年払いしたりすることで、帳簿上の利益を圧縮して法人税を下げることは可能です。しかし、それらは全て会社から貴重な現金が流出する行為に他なりません。税理士は、無理に節税をして手元の現金を減らすよりも、きちんと法人税を支払ったうえで、会社に現金の蓄えである内部留保を残しておくことの重要性を強く説きます。これから会社をさらに成長させていくフェーズや、不測の事態に備えるためには、手元に潤沢な資金があることが何よりの防御策となるからです。

また、どうしても利益を経営者個人に移転させたい場合の一つの選択肢として、役員賞与の支給が挙げられます。通常、役員への賞与は会社の経費になりませんが、事前に税務署へ支給時期と金額を定めた届出書を提出し、その通りに寸分の狂いもなく支給する事前確定届出給与という制度を利用すれば、適法に会社の経費にすることが可能です。これにより、社会保険料の負担をコントロールする専門的なテクニックも存在しますが、届出の期限や要件が極めて厳格であり、税理士による完璧なスケジュール管理と書類作成がなければ、到底実現できるものではありません。

さらに、利益が出たタイミングで無駄な経費を使うのではなく、過去に経営者個人から会社へ事業資金として貸し付けていた役員借入金の返済に充てるという堅実なアプローチも強く推奨されます。会社が社長に借金を返済する行為は、損益計算書上の経費にはならないため法人税を減らす効果はありませんが、会社の貸借対照表上の負債を減らし、財務状況を極めて健全化させることができます。金融機関からの評価も高まり、より強固な経営基盤を構築することにつながるのです。

クラウド会計ソフトの導入と経理業務の劇的な効率化

事業を急速に成長させるためには、売上の拡大だけでなく、バックオフィス業務の効率化が絶対に欠かせません。事例の企業では、従来の会計ソフトから、銀行口座やクレジットカードとの連携機能が豊富に備わっている最新のクラウド会計ソフトへの移行を検討していました。システム連携を最大限に活用することで、日々の経理処理にかかる膨大な手間と時間を劇的に削減することが可能になります。

新しい会計システムを導入する際、初期設定や過去のデータの引き継ぎに不安を感じる経営者は少なくありません。月額数千円程度のランニングコストは発生するものの、それ以上に得られる業務効率化のメリットは計り知れません。税理士は、システムの選定から導入、さらには社内の経理担当者への操作指導に至るまで、専門的な知見をもって全面的にサポートする体制を整えています。専門家が間に入ることで、システム移行時のトラブルを未然に防ぎ、スムーズな運用開始を実現することができるのです。

日々の事業活動で発生する経費精算に関するレシートや領収書の管理についても、税理士から極めて重要な実務的アドバイスがなされました。経理処理を正確かつ迅速に行うためには、会社のクレジットカードで決済した領収書と、現金や経営者個人のクレジットカードで決済した領収書を、明確に分けて管理することが強く推奨されます。

さらに注意しなければならないのが、クレジットカード決済の場合における領収書の保存義務です。クレジットカードの利用明細書があるからといって、店舗で発行されるレシートや領収書の現物を捨ててしまっては絶対にいけません。税務調査において、適法に消費税の仕入税額控除を受けるためには、法律で定められた要件を満たす領収書やレシートの現物を厳格に保存しておくことが不可欠だからです。もし専門家の指導がなく、誤った自己判断で書類を破棄してしまえば、後から多額の消費税を追加で納付しなければならないという深刻な事態を招く恐れがあります。

結論:税務の専門家が経営に絶対不可欠な理由と皆様へのメッセージ

ここまで詳細に解説してまいりました通り、クラウド会計ソフトの適切な選定と運用から、役員報酬の戦略的な設定、役員社宅の複雑な経費化、共済制度を活用した個人の資産防衛、そして法人の利益の残し方に至るまで、企業経営のあらゆる重要な場面には、複雑で難解な税金と法律のルールが縦横無尽に張り巡らされています。

インターネット上の断片的な情報だけで自己流の節税を行ってしまうと、無駄遣いによる深刻な資金繰りの悪化や、消費税の計算ミスによる多額の追徴課税、個人の信用力低下による資金調達の失敗といった、取り返しのつかない致命的な落とし穴にはまる危険性があります。

今回ご紹介した事例のように、複雑な税制や社会保険料の仕組みを完全に熟知し、会社の利益と個人の手取りのバランスを最適化してくれる税理士という専門家の存在は、会社をあらゆる危機から守り、確実な成長へと導くために絶対に欠かせない最高のパートナーです。税理士は、単に過去の数字をまとめるだけの事務処理屋ではありません。経営者の悩みに寄り添い、未来の利益を最大化し、あらゆる税務リスクから企業を完璧に防衛する最強のコンサルタントなのです。

正しい知識で経営の基盤を強固にし、安心できる確かな未来へと力強く歩みを進めるために、ぜひ実務に精通した信頼できる税理士へご相談されることを強くお勧めいたします。専門家への投資は、皆様の大切な資産を守り抜くための最も費用対効果の高い選択となるはずです。

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