本記事では税理士の菅が解説する「帳簿には載らない最強の節税方法」。今回は、帳簿に載らない資産(妨害資産)を使った節税テクニックを紹介します。
Contents
妨害資産とは?
妨害資産は、帳簿には載らないが将来現金化できる資産です。これにより、赤字を相殺して黒字化することが可能です。代表的な妨害資産としては以下のようなものがあります。
1. 倒産防止共済(経営セーフティ共済)
特徴
月5000円から20万円まで自由に積み立て可能で、積立額は全て経費として計上できます。
活用法
積み立てた額は将来解約時に100%戻ってきます。例えば、赤字の年に解約して利益を相殺することができます。
2. 中古車
特徴
リセールバリューの高い車(例:アルファード)を購入し、減価償却で経費計上後に売却することで現金化可能。
活用法
赤字の時に売却して黒字化するために利用します。
3. アメリカ不動産
特徴
木造住宅を購入し、短期間で減価償却後、同じ価格で売却可能。
活用法
減価償却後に売却することで、一時的に経費計上しつつ、将来の利益を確保できます。
4. オペレーティングリース
特徴
航空機や船舶を共同購入し、リース収入を得る。
活用法
購入費用を経費計上後、リース終了時に売却して現金化します。
5. 太陽光発電設備
特徴
福島県の太陽光パネルは即時償却可能。
活用法
一括で経費計上し、売電収入を得る。必要時には設備を売却して現金化します。
6. メディア資産
特徴
YouTubeチャンネルやブログなどのオンラインコンテンツは、帳簿に載らない資産として扱えます。
活用法
必要時にコンテンツを売却して現金化します。
妨害資産の効果的な活用方法
妨害資産は、赤字だけでなく黒字の場合にも活用可能です。例えば、退職金の支払い時などにも役立ちます。妨害資産を使いこなすことで、節税効果を最大限に引き出せます。
まとめ
妨害資産を上手に活用することで、節税しつつ将来の資金確保が可能です。これらの方法を駆使して、会社の財務状況を健全に保ちましょう。