最近、ギャラ飲み・パパ活における脱税を心配する人からの相談が増えてきています。税務署もギャラ飲み・パパ活における税務調査に力を入れているニュースも時折見かけるようになりました。

この記事では、ギャラ飲み・パパ活にかかる税金や、税務署がどのように脱税を見つけるのかを解説しています。ギャラ飲み・パパ活による収入がある方は、ぜひご覧になってくださいね。

ギャラ飲みにかかる税金とは？

ギャラ飲みによる収入には、「所得税」か「住民税」がかかる可能性があります。ギャラ飲みの場合、マッチングアプリの運営会社から給与としてもらうケースが多いため、「所得税」か「住民税」を支払う必要が出てきます。

それでは、ギャラ飲みの収入にかかる税金の種類を見てみましょう。

ギャラ飲みにかかる税金の種類は？

1年間のギャラ飲みによる収入額によって、申告しなければいけない税金が変わります。

ギャラ飲みによる収益が20万円を超えた場合は所得税で申告し、それ以下の場合は住民税で申告するようにしましょう。

ギャラ飲みで1,100万円の追徴課税になったケース

国税庁はギャラ飲みで得た所得に対する税金を支払っていなかったとして、1,100万円の追徴課税を行ったと報告しました。

この1,100万円の追徴課税になった方は、マッチングアプリを利用してギャラ飲みを行ったとされています。マッチングアプリの運営会社は、顧客情報を保有しているため、税務署が運営会社を調査すれば利用者は容易に把握することができます。

基本的に赤字であれば所得税が課されることははないですが、ギャラのみは経費がかかることは少ないため、収益が発生している可能性は高いです。そのため、マッチングアプリを通して、ギャラ飲みを行っている人が無申告だった場合は、税務調査を受ける可能性は高いでしょう。

パパ活にかかる税金とは？

パパ活で得た収入に対して、かかる税金はこちらです。

• 贈与税
• 所得税
• 住民税

贈与税は、パパから現金をもらったり、高級時計やブランド品などを買ってもらった場合に、かかる可能性があります。

また、月3回会って5万円など、仕事上の契約のようなルールで金銭をもらっていた場合は、所得税がかかる可能性があることを覚えておきましょう。

パパ活にかかる税金の種類は？

1年間のパパ活による収入額によって、申告しなければいけない税金が変わります。

このように、パパ活で得た収入にも税金がかかってくることを覚えておきましょう。また贈与税に関しては、「1人のパパから110万円」ではなく、パパが複数いる場合は、その全員からの「合計金額が110万円超えていないか」をチェックしてください。

パパ活で税務調査を受けた事例

パパになる方はお金を持っている人が多いですが、パパ活の脱税情報はパパ側から入手することがよくあります。パパ自身が高額所得者であり、高額所得者は税務調査対象者になりやすいことが原因です。

パパ活のお金を経費計上していたり、会社のお金をパパ活に使っていた場合は、税務調査の担当者がパパ活相手の所在を確認することが想定されます。その結果、パパ活でお金を渡した人を調査することで、無申告がバレる可能性は高いです。

ギャラ飲み・パパ活の脱税がバレるケース

ギャラ飲み・パパ活の脱税がバレるケースは、下記のケースがあります。

• 税務署がマッチングアプリの運営会社を調査した
• パパが高額所得者で、税務調査対象者になった
• 銀行振込の記録から脱税が判明した
• SNSの発信履歴をチェックされた
• 知り合いから匿名通報された

最近の税務署では、SNSもチェックしており、ギャラ飲みの写真・パパからの高額プレゼントをSNS投稿している人は注意が必要です。

また税務署には「課税・徴収漏れに関する情報の提供」があり、こちらへの通報も多いようです。

このようにギャラ飲み・パパ活における脱税がバレるケースは多々ありますので、収入がある方は税金を申告するようにしましょう。

ギャラ飲み・パパ活の脱税がバレた場合の罰則・罰金を解説

ギャラ飲み・パパ活の脱税がバレた場合は、下記の罰則・罰金があります。

• 延滞税
• 無申告加算税

それでは、順番に見ていきましょう。

延滞税

延滞税は納税すべき期日から時間が経つほど、金額が大きくなります。

納税期限から2ヶ月を超えた場合の年率は8.7%となるため、高額な延滞税を支払う必要があります。

また、国税庁HPでシュミレーションをすることができますので、気になる方はお試しください。

無申告加算税

無申告加算税は、税金を申告しなかったことに対する罰金です。

延滞税・無申告加算税は、ダブルでかかってくるため、高額な税額になりがちです。ギャラ飲み・パパ活で得た収入は、期限内に申告して税金をしっかり納めるようにしましょう。

また、税務調査が来た場合の税理士の役割について、こちらの記事「【知らないと損】税務調査が来たときの税理士の役割・メリットとは？」で解説しているので、ご覧になってみてください。

ギャラ飲み・パパ活の収入がある場合は、確定申告をしましょう

ギャラ飲み・パパ活の収入がある場合は、確定申告を行いましょう。

2023年の確定申告期間は、2023年2月16日(木)から2023年3月15日(水)までです。2022年はオミクロン株の感染拡大による特別措置で、2022年4月15日まで期限延長になりましたが、2023年についてはまだ未定です。そのため、本来の期限である2023年3月15日(水)までに申告するようにしましょう。

確定申告は、手書きで税務署に提出するか、e-TAXを使ってインターネット経由で提出することもできます。

また、確定申告については、freee、やよい、MoneyForwardなどのサービスを使うことで、確定申告に必要な書類を作成することは可能です。

「確定申告についてよく分からない」、「このギャラ飲み・パパ活の収入は、確定申告するべき？」と疑問に思っている方は、税理士にご相談されることをオススメします。

良い税理士の選び方のポイントは「失敗したくない人必見！良い税理士の選び方のポイントとは？」の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

まとめ

今回の記事では、ギャラ飲み・パパ活にかかる税金や、税務署がどのように脱税を見つけるのかを解説しました。ギャラ飲み・パパ活の収入にかかる税金を、もう一度まとめておきます。

ギャラ飲み・パパ活で得た収入の税金を無申告にすると、「延滞税」や「無申告加算税」が発生しますので、注意が必要です。税務署はいろいろな手段を用いて情報収集を行い、脱税を摘発しています。

無申告は絶対にしないことはもちろんですが、自分一人で確定申告をする自信がない場合は、税理士に相談するようにしてください。

税理士にスポットでの依頼を検討している方は「税理士にスポット相談したときの費用・料金の相場はいくら？」の記事をぜひご確認ください。

また、税理士への無料相談を検討されている方は、「【必見】税理士に無料相談するならどこにするべきなのか？」の記事をチェックしてみてください。