2024年4月1日から、日本政策金融公庫が提供する創業融資が大きく改善され、起業を目指す方々にとって絶好のチャンスが到来しています。これから起業を考えている方や、創業後間もない方にとって、この新制度は非常に利用しやすくなりました。
主要な変更点
1.無担保・無保証人融資の拡充
日本政策金融公庫は、これまで「新創業融資制度」で無担保・無保証人の融資を提供していましたが、この制度は3月31日で終了しました。しかし、新たに「新規開業資金」という形で無担保・無保証人融資が引き継がれ、さらに条件が緩和されています。これにより、起業資金の調達がより容易になりました。
2.自己資金要件の撤廃
従来は、起業融資を受ける際に、自己資金が必要とされていましたが、この要件が撤廃されました。これにより、起業時に大きな自己資金を用意できない方でも、融資を受けるチャンスが広がっています。
3.融資限度額の大幅引き上げ
融資限度額が従来の3000万円から7200万円へと大幅に引き上げられ、運転資金の限度額も1500万円から4800万円へと増額されました。これにより、事業の拡大を考えている方にとっても、より大きな資金を確保できるようになりました。
4.返済期間の延長
設備資金の返済期間は従来通り最大20年ですが、運転資金の返済期間が7年から10年に延長され、据置期間も2年から最大5年に延びました。これにより、返済負担が軽減され、経営の安定化が図られます。
まとめ
今回の制度改正により、日本政策金融公庫の創業融資は、これまで以上に起業家を強力にサポートする内容となっています。起業を検討している方は、ぜひこの機会を活用して、事業のスタートを切ってみてはいかがでしょうか。詳細については、日本政策金融公庫の公式ウェブサイトをチェックし、必要な手続きを確認してください。