TOP > 税理士法人トップ > 税理士法人お役立ち情報 > 税務知識 > 税務顧問の相場料金はいくら?具体的な業務内容を解説

税務知識 column

税務知識
2023.03.10 税務知識

税務顧問の相場料金はいくら?具体的な業務内容を解説

税務顧問の相場料金はいくら?具体的な業務内容を解説

この記事では、税務顧問の相場料金や具体的な業務内容を解説しています。税務顧問の依頼を検討している方には必見の記事となりますので、最後まで目を通してみてくださいね。

税務顧問の相場料金はいくら?

税務顧問の相場料金はいくら?

それでは、税務顧問の相場料金を解説します。法人と個人事業主のケースで、相場料金が異なるので、それぞれ見ていきましょう。

法人の税務顧問の相場料金

年商相場料金(月額)
〜1,000万円15,000円
1,000万〜3,000万円19,000円
3,000万〜5,000万円23,000円
5,000万〜1億円29,000円
1億〜5億円40,000円
5億〜10億円50,000円
10億円〜要相談

個人事業主の税務顧問の相場料金

年商相場料金(月額)
〜1,000万円13,000円
1,000万〜3,000万円17,000円
3,000万〜5,000万円21,000円
5,000万〜1億円28,000円
1億円〜要相談

上記の表はあくまで相場の目安であり、業界・業種によって異なる場合もあるので、確認が必要です。

また、税務顧問で税理士に払う報酬は、依頼主となる企業の年商によって変動する特徴があります。その理由は、年商が増えれば増えるほど、取引件数や納税額も増え、業務量が増えるからです。

税理士顧問ではなく、通常の税理士の相談の料金相場は、こちらの記事「税理士の相談料の相場は?仕事内容などを分かりやすく解説」をご覧になってください。

税務顧問を依頼した場合の具体的な業務内容を解説

税務顧問を依頼した場合の具体的な業務内容を解説

次に、税務顧問を依頼した場合の、具体的な業務内容を解説します。税務顧問を依頼した場合は、大きく下記の4つの業務を行います。

  • 経理指導・経理代行
  • 申告業務
  • 給与計算業務
  • 資金調達のアドバイス

それでは順番に見ていきましょう。

経理指導・経理代行

経理指導は、日々の経理業務を自社で行いたいが、正しくできているか不安だという方におすすめです。経理指導では、顧問税理士に経理指導を受けることができます。

また、顧問契約の内容によっては、経理業務を代行してくれる場合もあります。経理代行では、記帳も含めた経理業務全般をアウトソーシングが可能です。記帳代行はもちろんのこと、請求書発行・入金管理までを代行してもらえます。

申告業務

申告業務では、決算申告・法定調書・償却資産税などを行います。また、確定した決算に基づいて、法人税・法人事業税・法人住民税・個人事業所得税・消費税などの税額を算出し、税務申告書の作成代行を行うことも可能です。

最近は、会計ソフトを使って日々の記帳を自社で行い、申告書の作成のみを税理士に依頼するケースも増えてきています。

給与計算業務

顧問契約の内容によっては、給与計算業務を行なってくれるケースもあります。主な業務内容としては、勤怠データの集計、源泉所得税・保険料の算出、各種書類作成などです。

また社労士と連携して、労務業務全般をサポートしてくれる税理士事務所もあるため、確認してみてください。

資金調達のアドバイス

資金調達にはさまざまな制度があり、税理士は常に最新情報をキャッチアップしています。各事業者に合わせた資金調達のアドバイスができることは、税理士の強みです。

また、金融機関との面談サポートを行なってくれたり、必要書類の的確なアドバイスを行なったりします。

経営において、資金調達は重要な部分になってくるため、資金調達の専門家が身近にいることは心強いですね。

そのほかの税理士のできることについては、こちらの記事「税理士のできることとは?メリットなどを分かりやすく解説」で詳しく解説しています。あわせてご覧になってください。

まとめ

税務顧問の相場料金はいくら?具体的な業務内容を解説

この記事では、税務顧問の相場料金と、具体的な業務内容を解説してきました。大切なポイントをまとめておきます。

  • 税務顧問の相場料金は、法人/個人・年商によって異なる
  • 税務顧問の業務は、経理指導・経理代行・申告業務・給与計算業務・資金調達のアドバイス

税務顧問の依頼を検討している方は、顧問契約の内容を確認してみてください。

また税理士にはスポットで相談することも可能です。気になる方は「税理士にスポット相談したときの費用・料金の相場はいくら?」の記事をあわせてご確認ください。

この記事の監修者
山田 直輝
税理士公認会計士行政書士
2009年公認会計士試験に合格、その後、Deloite Touche Tohmatsu(有限責任監査法人トーマツ)に入所し、メーカー、サービス業、学校、商社等の上場一部企業の会計監査や内部統制監査を行う。監査班では、監査の主任業務を経験した。その後、アドバイザリー部門に部署異動をして、ベンチャー企業支援、賠償業務算定の構築や上場支援業務、企業リスクにおけるリスクマネジメント業務を行う。上場は、リクルートの上場経験を有する。2015年に独立して、ストラーダ税理士法人を設立。「敷居が高くて堅苦しい」税理士のイメージを払拭し、「初めての方でも馴染みやすい」税理士でいることをモットーにしている。趣味は、愛娘と遊ぶこと。
この監修者のプロフィールを見る

あなたにおすすめの記事

2024.09.30 基礎知識税務知識

納税管理人とは? 海外居住者のための税務代理人の役割と手続き

2024.09.26 税務知識

キャバ嬢の贈与税問題:知っておくべき5つのポイント

2024.08.21 税務知識

突然の税務調査に備える!税務調査に税理士が立ち会うメリットを解説

よく読まれている記事

ギャラ飲み・パパ活の脱税に注意!税務署がどのように見つけるのか?

2023.01.6 税務知識

【申告漏れ注意!】ギャラ飲み・パパ活の脱税に注意!税務署がどのように見つけるのか?

2021.06.29 確定申告

国民年金保険料の控除証明書の再発行のやり方を分かりやすく解説

2021.06.29 確定申告

【確定申告】国民年金保険料控除の証明書で領収書は必要?